ちょっ！

本日ケータイに来たがやんからのメール
「この記事のタイトルを見て、『浅見さん…』とサギ師の名前がすらりと出てきました。」
ちょっ、一応返信したんだけど、今思ったらWiki見ずにか！？
どっちにせよ、ちょっとこの漫画について小一時間語ろうか。


そして今春寝さんから
「これトシって言っていいですか？(添付あり)」
と書いてあって自分内イメージとまんまのトシ絵が送られてきてびっくりして悶えてしまいました…！
そしてこれは早く設定載せねば…！と思いました。
あとまたジュウベイ絵戴きました！春寝さんナイスジュウベイ！


そうですね…ちゃんと設定画全員分あげます…。
卒論が落ち着いたら…。 ＞ぉーい




さて、昨日の続き。そしてまだ続きます。
今思ったらLv.16がうようよしだしている時期に子供二人でジャングルってすごく危ないと思う。

ところで私のノートパソコン、「あばろん」って入れて変換すると必ず「ナバロン」って出てくるんだけどどうしたらいいものか…。

場所は変わってジャングル。
草木が多い茂りじめじめしていて、鳥が所狭しとうるさく鳴いている。
今はまだ日がおちていないので強いモンスターが出てくる心配はないだろう。
とにかく一刻も早く、この迷子の少女を村に返さねば…。



「話には聞いてたけど…、結構じめじめするなぁ…。
陣羽織、置いてけばよかった。」 
そう少年が言うと、少女が
「大丈夫？少し休もうか？」と聞くので、
「んー、大丈夫。ちゃちゃっと行っちゃおう。」と答えた。

しかし、初めて一人で入ってみたものの、これ、帰り一人で抜けれるかなぁ…？
と少年は思ってしまった。

実はイーストガード見習いも達人と呼ばれる現役のイーストガードの同伴の元でジャングルでの鍛錬を行うのだが、実際今はその鍛錬でいつも足を踏み入れるところを越えてしまっている。
そしてこんなに道が入り組んでいると確かにこの子が迷ってしまうのも合点がいくな…、と少年は納得してしまったのである。

「やっぱり少し休もう。お兄ちゃん疲れてるよ。すぐそこにちょっとした村跡が見えるの。」
少女が顔を覗き込み、不安そうに少年を心配するのですぐそこの村跡で少し休むことにした。
二人が訪れた村跡は家という家がほとんどもぬけの殻で、本当に小さな村だったのだろう。家の数が少なかった。
もしかしてかつて、七英雄ロックブーケの圧政に痺れを切らしたアマゾネスが一時的に移り住んでいた村だろうか…。だとしたらエイルネップはこの村の近くだからもうすぐだ。
家の中で休んでいる時に、二人はいろんな会話をした。
そこで二人が同い年だということがわかった。
そして各々の戦士としての立ち位置もわかってきた。

このジャングルの風習では女の子は皆、結婚するまでアマゾネスとして戦うのである。
女戦士だと帝国にも猟兵、軽装歩兵、フリーファイター、インペリアルガードなどがいるが、
アマゾネスは槍、斧、弓などあらゆる武器で戦える上に、薙刀という特殊な槍を得意とする。
いわゆるジャングルの守り神だ。

そしてまたイーストガードも、大剣のほかに、刀という特殊な武器を得意とする戦士である。
重い武器を持っているにもかかわらず、
同じ武器を得意とする軽装歩兵、フリーファイターよりも素早さが高く敵から先制を取りやすい。
現在はハクロ城ワグナスの監視にあたっている。

「そーいえばさ、どうしてアマゾネスになろうと思ったの？」
少年が気になった風に聞いた。少女が口を開く。

「私のご先祖さまね、七英雄に村を占拠されちゃって、それを助けてくれたのがアバロンの皇帝陛下だったんですって。だから私もアマゾネスとして皇帝陛下の直属兵になって、奴らとの戦いをお手伝いできたらいいなって思ったの。」
彼女が笑みを見せながら口にしたそれを聞いた少年は、やはりどこか共感できるところがあったのだろう。
思わず「僕もだよ！」と答えた。

「僕も今、七英雄がハクロ城ってところに占拠してる。それもリーダー格だよ。
初代イーストガードのジュウベイ様のおじい様が七英雄の陰謀に巻き込まれて亡くなったって聞いたことがある。そして今、奴らといつ臨戦態勢になってもおかしくない状態らしいんだ。でも最終的にやつらに引導を渡すのは陛下だから。だから僕も陛下の力となって七英雄と戦いたいんだ。」
少年は生き生きとした瞳でこう言うと、それに付け加えて

「僕らって何か似てるね。」
と少女に笑顔を向けながら言った。
それを見た少女はほほを赤らめながら「そうだねっ…！」と少年に返した。